京橋のLIXILギャラリーで行われた伊東豊雄展『新しいライフスタイルを大三島から考える』をみて、素晴らしい活動だと心に残ったので記事を書いてみた。
この展示は、「高松宮殿下記念世界文化賞」「プリツカー賞」など栄誉ある賞を受けた建築家伊東豊雄氏が、伊東建築塾や島の人たちと共に、大三島をの活性を目的に様々な活動を行なっており、その一部が写真や模型などで展示されていた。
大三島は瀬戸内海にある6,400人ほどが暮らす過疎が進む島で、自然や日本の伝統的な生活が残る素晴らしい場所だ。そんな大三島に2011年伊東豊雄建築ミュージアムが開館し、それをきっかけに島の活性化を目指したプロジェクトがスタートしたとのこと。
島のランドマーク的な「大山祇神社」の参道や港を活性化したり、農業や島の楽しみを伝え移住を提案、また空き家を改修し昼間はカフェ、週末の夜はワインバーとして島の人々が楽しく過ごせる「みんなの家」を造るなど暮らしやすい生活を実現している。
更に2017年は、元小学校を改修しバーやホテルとして利用する「大三島ふるさと憩の家」や、「大三島公民館・図書館」のリデザイン、ワイナリーの充実とワインと食事を楽しめるオーベルジュの設計など、その他にも様々な試みが進められるようだ。
素晴らしい活動の裏には、厳しいことや失敗の連続もあると思うが、現代では薄れてしまった日本の伝統的な生活をおくれる地域を、『今』に合わせた形でつくっていく事は必要なのではないかと感じた。
私はまだこの活動の表面的な部分しか理解していないが、機会を見て実際に足を運び大三島の空気や活気を感じ、そして少しでも何か協力ができればと考えている。
2017年度の活動
http://itojuku.or.jp/course/b/
LIXILギャラリーの展示内容
http://www1.lixil.co.jp/gallery/contemporary/detail/d_003695.html
伊東豊雄氏ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E6%9D%B1%E8%B1%8A%E9%9B%84
こっそりと大三島 小さな自分たちの計画
日本一美しい島・大三島をつくろうプロジェクト2016
日本一美しい島・大三島をつくろうプロジェクト2015