iPhone Xがやっと届いたよ。
SIMフリーiPhone Xを購入すべくAppleサイトのストアで予約開始時と同時にチャレンジしたものの世界の猛者共に破れ一週間遅れでの到着になった。

試すことはたくさんあるが先ずはオープン。
iPhoneは3GSから使い始めはや6台目となる本機だが、新しいのを開くたびに嬉しさがある。本体の下にはイヤーポッド(イヤーフォン)、ライトニング・ヘッドフォンアダプタ、アダプタ、ライトニングケーブルが収められている。iPhone7以降の付属セットと同じ。iPhone7と比べるとこんな感じ。持ってみると若干厚みが出たのと、横幅が広くなったので少々大きく感じる。モデル名やiPhone7の発売時に話題になった「総務省指定」表記がなくなった。背面がガラスとなったが、ラウンドして金属部分と滑らかにつながっている。プロダクトの作り込みが伺える。

それではiPhone7からSIMを差し替えていざ電源オン!
iOS11から、今まで利用していた本体を近づけ認証をするとApple IDが簡単に以降出来る機能が実装されたのでスムーズに使い始められる。
そのあとiTunesからバックアプを戻して環境の移植完了。
セットアップで違ったのはFace IDの登録ぐらいだろうか、画面の支持に従って顔を一周ぐるっと回すとすぐに認識してくれた。

使ってみての印象
正直、初めて使って戸惑ったのがホームボタンがなくなったこと。ホームボタンを押すことが体に染み付いているので、なれるまでは仕方がない。しかし、その分恩恵を受けたのが隅々まで大きくなった画面。これは実際に見るとチョット感動してしまう。発色の良さと、ほとんど判別できないドットの細かさが全面を覆っているのは未来を感じた。
それともう一つの未来がFace ID。初めはホームボタンのTouch IDがなくなって使いにくくなるか不安だったが、認識精度にびっくり。認識するのにワンテンポかかる場合が有るが、正面は勿論、すこし斜めからでも認識してくれるのでロック解除にほぼストレスは感じないだろう。ただApplePayを利用する時いままではTouch IDを抑えつつICリーダーにかざしていたが、一度画面を見て認証しないといけないのが手間がかかってしまうかもしれない。
この2つの未来でAppleのiPhone Xへの本気度の高さが伺える。その他にも様々な部分でアップデートがされているが、もう少し使ってから改めて紹介したい。
あとホームボタンナシに慣れてくると何気にアプリの切り替えがスムーズで楽だ。今まではホームボタンを二回連続で押してから切り替えていたのが、下のバーを上げつつ横にスライドすれば目的のアプリにすぐ切り替えられる。隣のアプリには、下のバーを横にスライドするだけで切り替得られるので、他のアプリとのコピーアンドペーストも素早く出来そうだ。

少し気になったところ
初めてiPhoneで採用されたOLED(有機EL)のスーパーレチナディスプレイだが、発色やコントラスト、光度、PPI(ピクセル密度)の細かさなどとにかく綺麗になっているだが、本体を傾けると色味が若干変わってしまい視野範囲が狭いところが気になった。今までのiPhoneで使われているIPS液晶は技術が熟成され、水平近くから見ても色の変化はおきなが、OLEDはまだ発展途上なのかもしれない。ただ、色変化は少ないので単色で表現されたページ以外は気にならないし、それを差し引いても色再現性など格段に良いので、トレードオフ以上の恩恵があるのは間違いない。左がiPhone X、右がiPhone7。iPhone Xのほうが幾分色温度が低い。ただ環境により自動的に色温度が調整される。
斜めから見るとiPhone Xの色温度が若干変わる。もう少し広い視野範囲で色の再現ができると嬉しい。
色再現性はOLEDが明らかに高い。PPIも高いのでカメラで撮影してもモアレも出にくくなっている。

それともう一つがキーボードの切り替えボタン。今まではキーボード内の左下あたりに地球儀マークが表示されていたが、iPhone Xは長くなったキーボードの外のスペースに表示される(iPhone Xにネイティブ対応しているアプリのみ)。私の場合日本語はフリック入力、英数はQWERTY入力を切り替えて使っているが、左下にキーボードの切り替え地球儀が出ると右手だけで入力している時かなり無理をしないと押すことが出来ない。電車の中などでは本体を落としてしまう危険性も有るので改善してほしいところだ。
あとそれほど大きなことではないが、ホームボタンの代わりに付いた下部のバーが手動で消すことが出来ないので動画などを再生するときなど少々気になった。

10年めのiPhoneは今までにない未来を見据えた新しい一歩を踏み出し、テクノロジーの結晶が形になった素晴らしい機種だと感じた。ただ、まだ改善できるところも有るのも事実。このスタートが大きな一歩となるよう願うのと、アップデート毎に素晴らしいコンピューターに育つよう期待していきたい。

iPhone X公式動画

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