Qualcomm(クアルコム)が「COMPUTEX TAIPEI」でデモを行い、かなりスムーズに動作しているSnapdragon835で動作するWindows10のフルバージョンが話題ですが、モバイル端末でフルWindowsが動くことはユーザーにとってかなりのメリットを感じます。最近では3万円程度の低価格タブレット端末などでフルWindowsを動かすことは可能ですが、ARMを搭載したスマホで動かせると、普段はWindows10mobileライクに利用し、いざとなったらPC版パワーポイントで資料を作成など簡単に出来てしまうかもしれません。しかもプロセッサはスマホと同じARMなので命の源バッテリーも長く持つでしょう、作業内容によってはもうノートパソコンを持ち歩く必要も無くなるかもしれません。
と、良い事ばかりに期待してしまいますが、ITmediaによると、ARM版Windows10に向けてIntelが
「Intelの許可なくx86 ISAをエミュレートしようとしている複数の企業があると報じられている。(中略)われわれは非合法な特許侵害を歓迎しない」米Intel公式ブログより(ITmedeia)
と、警告を発しているとの事。
エミュレートのプログラム自体はWindowsに収められていると思われるので、マイクロソフトが解決していかなければならない問題なのではないかと思われます。
さすがに全てのコードをARM用に書き直すのは無理がありますので、長い時間で築いてきたパートナー同士、早急に解決してもらえたらユーザーとしても嬉しいです。
一般で利用するOSでいえば、少し前までWindowsとMacOSでのシェア争いでしたが、現在はAndroidやiOSなど新しい勢力も伸びてきています。まだWindowsのシェア率は高いですが今後どのような展開を行っていくか注目していきたと思います。
参考記事(ITmedia)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1706/11/news014.html