ドイツのフラウンホーファー研究所が保有していたMP3に関する特許の保護期間が2017年4月23日に終了したとの事で、MP3が一部で話題になっています。
MP3といえば音楽圧縮フォーマットの先駆けでCD音質を概ね保ちながらファイルサイズを10分の1程度まで小さくできる技術でPCギークはiPodが発売される前からお世話になっていたのではないでしょうか。
汎用性も高いので、当時SONYのATRACやMicrosoftのWMAのように再生機器が制限されない為、様々な機種で利用できるMP3を好んで使っていました。
iPodが発売されAACなど現在主流のフォーマットが出てきても根強く利用され続け、iTunesからDRMを排除するのに一役買ったのではないかと思います。

そんなMP3ですが、特許の保護期間が切れ「MP3は死んだ」という報道もありますが、今後どうなっていくのでしょうか。
私的にはまだまだ当分利用されていくのかと思います、逆に特許がなくなったことで商用利用でも使いやすくなりますし、ポッドキャストや中華製オーディオプレイヤーでは当分メインのフォーマットであり続けるかと思っいます。なんせここまで広く使われ、自由なフォーマットは他にないですからね。

もちろんAACなど新しいフォーマットのほうが同じビットレートで音質が格段に違ってきますが、当時ワクワクをくれたMP3にはもう少しの間頑張ってもらいたいです。

おまけで、ドルビーは特許が切れるまえに技術の追加で期間を伸ばしているという話もあります。最新は「Dolby Atmos(ドルビーアトモス)」でしょうか進化していますね。

参考記事
「MP3は死んだ」海外が報道 えっ、どういうこと?
http://www.huffingtonpost.jp/2017/05/13/mp3_n_16588264.html
MP3、正式に終了のお知らせ
http://www.gizmodo.jp/2017/05/mp3-is-over.html

おまけ
ついにドルビーデジタル(AC-3)の特許権が消滅
http://gigazine.net/news/20170321-ac-3-patent-expired/

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